おすすめ服装と装備(初心者の富士山への登山)
登山の服装はレイヤリングが基本です。
つまり、厚手のものを着るのではなく、薄手のものを何枚も重ねて着ることが重要です。
薄いものを何枚も重ね着すれば、
気候の変化に合わせて細かく脱いだり着たりして、保温性を調整できます。
ただ、富士山の登山では、基本となるTシャツに、防寒着とレインウェアがあれば十分です。
何枚も必要ありません。
富士山の登山では、7月8月の登山ですので、山頂でも0℃を下回ることはほぼありません。
登っているときは、かなり体温が上がり汗をかくくらいですから、Tシャツ1枚で十分です。
それでも山頂付近は10℃以下なわけで、登っていない休憩時などは、
Tシャツ一枚では寒くなります。
そこで寒くなった際に着る、フリースやダウンジャケットなどの防寒着が必要です。
これに雨や風を防げるレインウェアがあれば十分です。
下半身は、パンツ1枚で十分ですが、機能性タイツなどを組み合わせるのも良いかもしれません。
この記事のもくじ
トップス(上半身)
①速乾性Tシャツ(ベースレイヤー)
富士山には、基本的にTシャツ1枚で登ります。
頂上の方ではTシャツでは寒い気温ですが、
登っているときは体温が上がりますので寒くはありません。
それでも寒い場合は、持って行った防寒着を着ましょう。
Tシャツは、化学繊維でできた速乾性のTシャツである必要があります。
コットン(綿)でできたTシャツは、吸い込んだ汗が蒸発し難く、
汗でびちゃびちゃになってしまいます。
こうなると体温を奪われるだけでなく、レインウェアを着た際に、
レインウェアの透湿性が発揮され難くなります。
化学繊維の他には、メリノウール(羊毛)という選択肢もあります。
化学繊維よりは速乾性は優秀ではありませんが、コットンよりは遥かに優秀です。
化学繊維の最大の弱点は体臭が付きやすい点にありますが、
メリノウールではそんなこともありません。
②防寒着(ミドルレイヤー)
Tシャツ1枚では寒くなった場合に着る防寒着です。
登山における定番の防寒着は、フリースかダウンジャケットです。
ダウンジャケットは、モコモコのダウンジャケットではなく、
登山用のペッタンコのダウンジャケットです。
ダウンジャケットは、羽毛を使っているため抜群の保温性があり、
圧縮すると非常に小さくなるため、登山用の防寒着としては理想的です。
ただ、値段は高めではあります。
フリースは、ダウンジャケットよりはかさばりますが、安価で購入できるためおすすめです。
お金に余裕があれば有名登山メーカーの高性能フリースがおすすめですが、
ユニクロなどのフリースでも問題ありません。
③レインウェア(アウターレイヤー)
雨を防ぐ為に絶対必要なアイテムです。晴れの日でも、必ず持っていかなくてはいけません。
安いビニールのカッパでなく、防水透湿性のある登山用のレインウェアを用意しましょう。
雨が降っていなくても、風も遮断できますので、寒ければどんどん着てしまいましょう。
ボトムス(下半身)
①機能性サポートタイツ
基本的にはパンツ1枚で十分ですが、
下半身が冷えやすい方はタイツを追加する必要があります。
コットンではなく、化学繊維でできたものにしましょう。
テーピングのような効果をもたらすサポートタイツというものもあります。
膝などの関節を保護してくれますので、
足腰に自身がない方には、サポートタイツは大きな助けになるでしょう。
②パンツ
第一に、パンツは、トップスと同じように化学繊維でできたものにする必要があります。
コットン(綿)でできたパンツは、染み込んだ汗がなかなか乾かず、体温を奪われてしまいます。
また、汗が乾かずパンツが湿っていると、上に着るレインウェアの透湿性が発揮され難くなります。
第二に、ストレッチ性があり、動き易いパンツである必要があります。
ごわごわして硬いパンツは、動き難く、岩場など足を曲げる局面では快適ではありません。
コットンでできていて、硬いジーンズ生地でできたジーパンは最悪といえます。
足
①ソックス
ソックスは、厚手のものを選びましょう。
汗が蒸発し難いコットンのものは避けましょう。
速乾性の化学繊維のものがいいのですが、
臭いが付きやすい素材の為、さすがに足には厳しいところもあります。
乾きやすく、匂いが付きにくい、メリノウールの靴下が良いと思います。
②トレッキングシューズ
富士山登山は、スニーカーでも登れないことはありませんが、
安全性や快適性を考えればトレッキングシューズは必須です。
整備された富士山の登山道に適した、やわらかめのソールで、
砂の入り難いハイカットかミドルカットのトレッキングシューズを購入しましょう。
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