須走ルートの富士山登山道のアクセスと所要時間
富士山登山において3番人気のルートが須走口五合目からの須走ルートです。
スタートからしばらくは富士山登山らしくない深い森林の中を進みます。
山小屋も、吉田ルートほどではないものの定期的にあり、補給は問題ありません。
この記事のもくじ
写真で予習 須走ルートの概観
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須走口五合目
ふじあざみラインを抜けると、須走ルートの五合目に到着します。 須走口五合目の標識を左に行くと駐車場、右に行くと五合目の山小屋と登山道入り口です。 |
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須走口5合目駐車場
駐車場は無料です。 無料のトイレは無く、5合目の山小屋のところの有料トイレを使うことになります。 |
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山荘菊屋
いよいよスタートです。 5合目の最初の山小屋の山荘菊屋です。 標高2000m |
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東富士山荘
菊屋のすぐ隣に位置するのが東富士山荘です。 きのこをふんだんに使ったメニューが楽しめます。 標高2000m |
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有料水洗トイレ
五合目ですがトイレは有料です。 |
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石畳の登山道
登山道というより古御嶽神社の参道といったところでしょうか。 少しの間、石畳の道が続きます。 |
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古御嶽神社
古御嶽神社に到着! 登山の安全を祈りましょう。 |
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森の中の登山道
古御嶽神社を過ぎると、いよいよ本格的な登山道です。 須走ルートは、はじめから砂礫質の多い他の富士山の登山道と違い、森林の中を進む登山道から始まります。 一般的な山登りのような感じで、あまり富士登山をしているように感じません。 山肌は完全に土です。 |
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低木の登山道
しばらく森林の中を進むと、やがて視界が開けてきます。 高い木が無くなり、低木が生い茂る道を進みます。 |
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新6合目の鳥居
白い鳥居をくぐれば、新六合目に到着です。 |
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新六合目の長田山荘
新六合目の長田山荘に到着! ここから先、須走ルートの山小屋は、吉田ルートの山小屋のようにずらっと続いてはいません。一つの山小屋を出るとしばらく山小屋はありませんので、トイレや補給などには気をつけましょう。 標高2420m |
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低木の登山道
高い樹木はありませんが、相変わらず低木や草が生い茂る緑あふれる登山道です。 地面は、土から徐々に湿った砂地に変わっていきます。 |
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下山道の砂走り
少し離れたところに、下山道の砂走りが見えます。 右へ左へ蛇行するつづら折りの下山道ではなく、直滑降に駆け下りることができる下山道です。 地面が沈み込むほどやわらかい砂礫質のため、猛スピードで山肌を駆け下りることができます。 砂走りは御殿場ルートの大砂走りこそが本物で、こちらは小規模なものですが、その魅力の一端を味わうことができます。 |
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瀬戸館
いよいよ本6合目に到着です。本六合目の山小屋は瀬戸館です。 標高2625m |
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低木と砂礫の登山道
まだまだ緑あふれる登山道ですが、地面は完全に砂礫と岩石になっています。 |
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緑が減ってきました
いよいよ緑が減ってきました。 地面は溶岩の登山道です。 |
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緑が無くなり富士山特有の登山風景に
緑が無くなり、富士山特有の砂礫と岩石の風景が始まります。 |
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大陽館
いよいよ7合目の太陽館に到着です。 標高2925m |
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砂礫の登山道
登山道は砂礫の道が続いています。 |
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本七合目前の鳥居
白い鳥居をくぐると、いよいよ本七合目です。 |
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見晴館
本七合目の見晴館に到着です。 標高3140m |
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砂礫の登山道
本七合目を出ても、登山道は砂礫質です。 登山道は、延々とつづら折に続いていきます。 |
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八合目が見えてきました
ブルドーザー道と合流し登っていくと、やがて八合目江戸屋が見えてきました。 ブルドーザー道と分かれて、右方向の進みます。 |
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八合目江戸屋下の分岐点
八合目江戸屋の石垣のところで道が分かれています。 右に行くと、スバルライン5合目に降りる下山道になります。 須走ルートの登山道は、左に進み八合目江戸屋に行きます。 |
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石垣を登れば八合目
分岐を左に進み、石垣を登れば江戸屋です。 |
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八合目江戸屋(下江戸屋)
八合目の江戸屋に到着です。通称下江戸屋です。 上にある本八合目胸突江戸屋(上江戸屋)とは姉妹店です。 標高3260m |
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ブルドーザー道
しばしブルドーザー道を登ります。 |
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ブルドーザー道と分岐
ここで、ブルドーザー道から右に分岐して、階段を上っていきます。 |
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富士山ホテルが見えてきました
上には吉田ルートの富士山ホテルをはじめとする山小屋が見えてきました。 このあと再びブルドーザー道と合流します。 |
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富士山ホテルの脇を登る
富士山ホテルの脇を通り、さらにブルドーザー道を登っていきます。 |
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白い鳥居のところで分岐
右手に白い鳥居が見えたら、鳥居をくぐってブルドーザー道と分岐です。 |
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本八合目の胸突江戸屋(上江戸屋)
いよいよ本八合目の上江戸屋に到着です。 ここで、吉田ルートの登山道と合流して、1本の登山道となります。 人気で非常に込む吉田ルートと合流するため、この先は渋滞が起こることもあります。 標高3370m |
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御来光館
しばらくの間登っていくと、次の山小屋の御来光館へ到着します。ここが8号5勺です。 ここが山頂まで最後の山小屋となります。物資の補給やトイレなど大丈夫か確認しましょう。 標高3455m |
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固めの砂地の登山道
この辺りになると、岩も転がっている、固めの砂地の登山道が続きます。 |
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9合の白い鳥居
しばらく登って、白い鳥居が見えてくると、いよいよ9合目です。 9合目には残念ながら山小屋はありません。 |
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9合目 迎久須志神社
9合目には山小屋が無く、神社があります。 標高3560m |
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山頂まであと一歩
山頂までは、砂地に岩が転がった、蛇行した登山道が続きます。 |
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山頂入り口の鳥居と狛犬
狛犬と白い鳥居が見えれば、いよいよ山頂に到着です。 |
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山頂到着
お疲れ様です。いよいよ山頂に到着しました。 山頂には多数の山小屋があり、大変な賑わいです。 しかし、ここ吉田ルート・須走ルートの山頂は富士山最高峰ではありません。 最高峰である剣ヶ峰へはお鉢巡りを経て、向かいます。 |
ここから下山道です
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下山道入り口
登山道で山頂に到着したら、しばらく左に向かって歩くと、下山道の入り口があります。 須走ルートの下山道は、途中まで吉田ルートと共通の道です。 |
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下山道はやわらかい砂地の道
富士山の下山道は、富士宮口ルートを除く3ルートでは、登山道とは独立した別の道です。 須走ルートの下山道は多くの部分がやわらかい砂地の道です。 通常の登山は、上りよりもむしろ下りの方が足腰の筋肉や関節に負担がかかります。膝や足首が痛くなったり、足の裏に水ぶくれができたりと、大変です。 しかし、富士山の下山は非常に楽です。富士宮口ルートを除く3ルートの下山道は、柔らかい砂地の路面が多いため、足腰の負担が非常に少ないのが特徴です。 |
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遥かに続くつづら折りの下山道
遥か下まで、延々とやわらかい砂地の下山道が、ジグザグに蛇行して続いています。 途中、本8合目胸突江戸屋(上江戸屋)に寄りつつ、8合目江戸屋(下江戸屋)のところまで下山します。 |
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吉田ルートとの分岐点
8合目江戸屋(下江戸屋)の横が下山道の分岐点です。 下山道は、ここまで吉田ルートと共通の道でしたが、ここで分岐します。 左に進むと吉田ルート下山道、右に進むと須走ルート下山道です。 左に進んでしまうとスバルライン口5合目に行ってしまいますので注意しましょう。 |
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つづら折りに続くやわらかい砂地の下山道
やわらかい砂地の下山道は、まだまだ延々とつづら折りに続きます。 |
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砂の壁の間を進む
両側に砂の壁が立つ狭い道が現れました。 ここを抜けると、いよいよ砂走りです。 |
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この先砂走りが徐々に始まります
砂の壁を抜けると、登山道は直滑降に麓に向かって伸びていきます。 下山道の路面は、徐々に深い砂地に変わっていきます。 |
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砂走り
いよいよ下山道が、完全にふかふかの砂地に変わりました。 砂走りの始まりです。 須走ルートの砂走りは、御殿場ルートの大砂走りと違って、小規模でわりと大きな岩が転がっているため、あまり猛スピードで駆け下りることができません。 しかし、砂走りの爽快感は十分に味わえると思います。 |
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砂走り終了
砂走りが終わり、地面が硬くなると、周りは緑の低木に囲まれはじめます。 |
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砂払五合目に到着
砂走りが終わり、少し低木の中の登山道を下ると、砂払五合目に到着します。 砂払い五合目は下山道にのみある5合目です。 |
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吉野家
砂払五合目には、宿泊は無く休憩のみできる山小屋?の吉野家があります。 五合目とはいえ、須走口五合目までは、標高差300メートル程度あります。 まだ道のりは長いので、補給が必要な場合はしておいたほうが良いでしょう。 |
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砂払い五号目の鳥居
吉野家の脇の鳥居をくぐって出発です。 ここから先は、登山開始直後のような樹林地帯を進みます。 あと少しで須走口五合目到着ですが、ここからが意外と長く感じるので、がんばって進みましょう。 |
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